Strength “おいしさ”をつくるミールシャトル
佐賀の中島製作所がご提供する「ミールシャトル」は、
マイクロ波方式を採用したニュークックチル対応の再加熱カートです。
作りたての料理の“おいしさ”を再現すると共に、コストや負担の低減もサポート。
こちらでは、そんなミールシャトルの特長についてご紹介します。
ミールシャトルの技術と特長
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マイクロ波方式
業界初採用となるマイクロ波方式加熱(特許取得済)には、直接加熱という特長があります。これは、食器を加熱しすぎることなく、冷たい食事のみを効率よく温められる仕組みのこと。さらに、立体的な盛り付けであっても、食事の中心から温められる内部加熱もポイントです。加えて、急速加熱が可能になり、乾燥や野菜の変色も最低限に抑えられます。このように、高効率でありながら見た目にもおいしく仕上がる点が、マイクロ波加熱のメリットです。
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個別加熱
ミールシャトルは、食材ごとに個別出力調整が可能です。事前設定と仕切りの設置によって非加熱側と加熱側を分けられることで、加熱時の温度のバラつきを解消。効率的な配膳を可能とします。なお、個別加熱は温度のバラツキ解消だけでなく、温かさという“おいしさ”にもつながります。一度に3品を適温加熱できるため、配膳時に一品が冷めてしまっているといった心配もありません。つねに温かく香り立つ食事が提供できます。
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シャトル分離式
ミールシャトルは軽量・コンパクト設計。ステーションとのドッキング時には、他社の熱風式に比べて大幅な省スペース化が実現できます。さらに、取り回しが容易で、配膳効率も向上。シャトルは分離式となっているため、1台のステーションで2台のシャトルが加熱できます。また、分離式であることはメンテナンスの負担軽減にもつながり、さまざまな面で使い勝手が向上するのがメリットです。
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10分加熱
他社の熱風式再加熱方式のなかには、加熱時間が70分程度のものも少なくありません。一方、ミールシャトルはマイクロ波方式によってこの時間を10分まで短縮。リレー方式を実現できるほか、より柔軟な対応にも役立ちます。食事提供の現場ではイレギュラーな遅食や、急なメニュー変更・追加なども起こりえます。こうした際にも、時間的余裕を生めるミールシャトルであれば安心です。
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省エネ
ミールシャトルは一般的な熱風式再加熱方式に比べて加熱時間が1/6。エネルギー効率が高く、省エネに貢献します。さらに、冷蔵機能を搭載していないため、そこにかかる電力がほぼ不要。また、排熱もないので、そのための空調設置費用も削減できます。実際に、熱風方式と比較した場合には65%のランニングコストが低減できるという試算があります。
作りたてと変わらぬ美味しさ
ミールシャトルは“おいしさ”にこだわった加熱機です。温められた食事は乾燥もなくふっくらとしており、具材一つひとつの味にもしっかりとメリハリが。さらに、本来の風味もよみがえります。さらに、色・艶・立体的な盛り付けなど、見た目部分の“おいしさ”も再現可能。「見て楽しむ食事」の提供にもつながるでしょう。また、一度に3品の個別加熱ができるため、配膳の際にはつねに温かな食事が食卓へ並びます。温かく香り立つ、見た目にもおいしそうな料理が、食べる人に「食事の喜び」を与えてくれるに違いありません。なお、ミールシャトルの導入は使用食材の幅を広げることにもつながります。メニューが豊富になれば、日々の食事が待ち遠しくなるでしょう。作り手としても、より幅広い献立から、栄養管理が容易になるというメリットが得られます。
オペレーション負荷を軽減
マイクロ波方式による10分加熱は、従来の熱風再加熱方式に比べて非常にスピーディーです。それぞれを比較した際の差は60分。つまり、ミールシャトルの導入によって、1時間もの余裕が生まれると言えるでしょう。空いた時間については盛り付けなどに活用できるほか、急な食事変更・追加やトラブル時の対応に充てることも。ステーションが複数あれば、さらに柔軟な対応が可能となります。また、ミールシャトルは1台のステーションでシャトルを順次加熱できるため、リレー2回転のオペレーションが実現できます。配膳時間を短縮できるのはもちろん、より適切で効率的な人員配置も考えられます。このように、施設スタッフの負担が軽減すれば、食事をされる方がより満足できるサービスの提供につながるでしょう。
省エネ・省スペースで低コスト運営
ミールシャトルの特長でもある「リレー運転」。これはオペレーションの効率化はもちろん、シャトル台数の効率化にもつながります。加えて、冷蔵機能がないという特長から、電化厨房割引の適用も。そのため、イニシャルコストを大幅にカットできる点が大きなメリットです。また、ランニングコストの部分においても熱風式に比べて優れており、10年間で約65%もの節電になります。さらに、装置自体がコンパクト設計であることにより、カートプール・チルド室の設置スペースも小さくできることかから、大幅な省スペース化も可能。結果、他社熱風式カートと比較した場合に、35%のスペース削減を実現しました。