Case 佐賀大学医学部附属病院様の場合
喜ばれる病院食を目指して
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国立大学法人 佐賀大学医学部附属病院
副病院長 兼 食育指導センター長 安西様床数:604床 一般病床:580床、精神病床: 24床
納品台数:ステーション26台、シャトル53台
導入背景
労働力の減少や早朝出勤の労働環境により、大量調理の担い手が不足しています。また、食種や個別対応が多い病院給食で
大量調理を行う場合、「加熱後2時間以内に食事を提供すること」がとても大きな課題でした。
調理員の負担を軽減すること、患者様に衛生的に安全な食事を提供すること。
これらの問題をクックサーブ方式で解決するには限界を感じ、ニュークックチルシステムの導入を決定しました。
導入の決め手
開院以来、佐賀大学では有田焼の食器(深川製磁)を採用していますが、マイクロ波再加熱は磁器食器との相性が良く、
加熱後の仕上がりが大変良好でした。
ミールシャトルは料理の内容量や食材、調理方法に合わせて加熱量、加熱時間を個別に設定することが可能なため、
病院給食の多種多様な献立・食種に対応出来ます。
また、マイクロ波加熱は一般家庭で96%以上普及している電子レンジと同じ加熱原理ですので、将来的に冷凍食品の再加熱など
応用できる可能性が高いと感じました。
導入効果・食事の変化
ニュークックチルシステムを取入れたことで「安心・安全・衛生的でおいしい」食事提供体制を構築することが出来ました。
課題であった「加熱調理2時間以内の食事の提供」についても、ニュークックチルシステムでは食事を食器に盛付けた後に
加熱するため効率的なオペレーションによって解決することが出来ました。
また、若い栄養士を中心に献立作成に取り組んでもらうことで成長にもつながり、今では美味しい献立のメニュー、
バリエーションも増えています。
導入効果・シフトの変化
当日提供の朝食分を前日のうちに盛り付けが可能となり、早朝出勤の負担を緩和する事ができました。
- 導入前 5時出勤:5名 7時出勤:4人
委託業者 6時半出勤:3人
- 導入後 5時出勤:4名 7時出勤:1人
委託業者 6時半出勤:4人
導入時の苦労
短期間での立ち上げだったこともあり作業工程の構築、献立作成と、その検証(見直し)などが大変でした。
導入するうえで、企業の助言で工場における作業工程を導入した事で短期でクックサーブ方式よりニュークックチルへの移行が
出来ました。さらに作業工程に合わせ病院食として提供できる献立を作成しました。
当社の対応について
急なトラブルなども素早い対応をして頂いています。再加熱カートの動作確認を遠隔してモニターしてもらうことで
トラブルを未然に防ぐことが出来ています。